引越し業者を利用する際には、作業員の方に心づけを渡すという習慣があります。心づけというのはつまりチップのことです。
作業を行ってくれる作業員の方たちに感謝の気持ちを込めて、引越し費用とは別途で金銭や物品を手渡すことを言います。もちろん、これはあくまで自発的なものですので、渡さなくても問題ありません。会社の規定で受け取ることができないという場合もありますので、そういうときは素直に従いましょう。
現金の代わりにお茶菓子などの差し入れでも問題ありません。
その場合は車内で飲めるペットボトルの飲料などがお薦めです。心づけや差し入れをする場合は、作業開始前の挨拶時に行うと良いでしょう。
その際に、「今日は一日宜しくお願いします」と一言添えて置けば、嫌味もなくて良いのではないでしょうか。本来であれば心づけの有無が作業に影響することはありませんが、作業をする方々も人間ですから、事前に渡しておけば心地よく作業に臨んでくれることを期待できます。
しかし、心づけを渡したいけれどいくら包めばいいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。心づけにももちろん相場というものはあります。
引越しの際の心づけには、一人辺りに千円から二千円を包む、もしくは全員分をまとめて一万円というのが通例です。
ただ、あくまでも感謝の気持ちを表したものですから無理に送る必要はありませんし、金額的に余裕がなければ感謝の言葉を伝えるだけでも問題はありません。
仮に心づけが無いせいで作業が杜撰になるというようなことは、プロの業者ではありえないことですから心配ありません。