引越しの見積もりを少しでも有利に進めたいという場合、発想を転換して引越し業者が見積もりの際にどういうところに着目しているのかを考えることも有効であると言えます。
まず引越し業者は、荷物の数量を確認します。それによって割くべき人員、梱包に使う材料、そしてトラックの大きさなどを選択しますので、荷物の量が見積もりの基本となることを覚えておきましょう。
次に、荷物を運び出す際にどれぐらい手間がかかりそうかというところをチェックされます。例えばマンションであるならば、1階と最上階では運び出す手間が全く違ってきますし、エレベーターがあるかどうかで更に運び出す手間が変わってきます。
さらに、玄関からトラックまでの距離によっても労力が違いますので、その辺りもチェックされます。さらに、転居元から転入先の住居までの距離も大きな要因となります。
輸送の距離が増えれば増える分、車の燃料代や拘束時間、さらには有料道路の使用料などがかさんできますので、こちらも見積もりの中では大きな比重を占めます。
基本的にはこのあたりが見積もりの額を左右する大きなポイントですが、その他にも作業を依頼する月や曜日、さらには運送を拒否できるような特殊なものを運んでもらう場合には、別途で割増料金が必要となってきます。
引越し業者の目線に立って準備を進めることで、見積もりに有利に働くことになりますので、引越しの利用を考える際にはそのような面まで配慮すると良いでしょう。